第34回長野県作業療法学術大会にご参加ください

第4回北関東信越ブロック学会・第34回長野県作業療法学術大会 大会長
特定医療法人丸山会 丸子中央病院 栗原 泉生

 来たる平成30年6月10日、東信、東御市文化会館サンテラスホールにおいて、第4回北関東信越ブロック学会、第34回長野県作業療法学術大会が開催されます。今回の第34回長野県作業療法学術大会は新潟県・長野県・群馬県・栃木県・茨城県で構成される第4回北関東信越ブロック学会との合同学会となります。現在、東信地区の会員を中心に準備を進めております。

 今回の学会テーマは「展望~作業療法の可能性を見据えて~」です。今学術大会の内容が、対象者の皆さんに作業療法を行う中での一つの引き出しになるよう、そしてこれからの作業療法士が新たなことに挑戦し、積極的に取り組んで行けることを目指しての学術大会としました。

 特別講演では、日本聴導犬協会の有馬もと先生をお招きし、「作業療法士による介助犬育成への理解と協力の必要性」というテーマで、実際に聴導犬、介助犬を用いてデモンストレーションをしながら作業療法士との関わりについてご講演いただきます。そしてこのようなテーマを踏まえ、多くの会員の皆さんに日々の作業療法の成果を発表していただければと思います。

 また、今年から開催時期が異なる上に、一日開催となるためタイムスケジュールがタイトになっております。限られた時間の中ですが、一般演題、ポスター演題の発表をお聴きいただき、福祉機器展示などもご覧いただければと思います。

 県士会のホームページにも学術大会についての情報を随時更新していきますのでご確認下さい。

 東御市を代表する文化施設であるサンテラスホールは、国の重要伝統文化的建造物群保存地区に選定されている「海野宿」をイメージした外観となっています。実行委員一同、お待ちしております。ぜひお越し下さい。

プログラム

08:30~09:30 受付

09:30~09:45 開会式

09:45~11:45 特別講演

11:45~12:45 総会

13:00~14:00 昼食

14:00~16:00 一般演題(口述・ポスター)

16:00~16:15 閉会式

詳細はこちらをご参照ください  

特別講演・市民公開講演

 作業療法士による介助犬育成への理解と協力の必要性

講師 有馬 もと 氏(社会福祉法人 日本聴導犬協会会長) 

 日本聴導犬協会は、1996年の創設以来「聴導犬(耳の不自由な方に生活で必要な音を報せる)」を育成してまいりました。2001年には、発声のしにくい重複(聴覚と肢体)障がいの方からの依頼で「多目的(聴導犬と介助犬の働きをする)補助犬」を無料貸与し、その後、声が出しにくい介助犬希望者からの要望で「介助犬」も訓練しております。現在までの所属介助犬は7チーム。聴導犬は30チームとなりました。
 介助犬は、主に車いすの方に「物の拾いあげ」「ドアの開閉」「脱衣」などの介助動作を行う、身体障害者補助犬(以下、補助犬)です。歩行困難の方の杖替わりとなる「ウォーキング・バランス・ドッグ」などもいます。介助犬は、一人一人の希望者のニーズや要望に合わせた補助犬といえます。
 2002年に施行された「身体障害者補助犬法」により、公的な場所への同伴の権利を得るとともに、特に介助犬に関しては訓練士だけでなく医療関係の専門家との連携が義務付けられました。日本聴導犬協会も、医師、理学療法士、作業療法士、障がい者相談員などからの助言を得て、訓練を行っております。
 介助犬の機能としては、機能① 上肢運動機能(作業遂行能力の向上・社会参加促進・家族の負担軽減)。機能② 下肢運動(モビリティ)機能(行動範囲の拡大・社会参加促進・チャレンジ)。機能③ コミニュケーション機能(機能的・精神的なバリアの溶解・バリアへの自発的な要求)。機能④ 精神的な効用(自尊心・自立心・人間関係の仲介役・家族の精神的負担軽減)が上げられます。補助犬先進国であるアメリカでの一例(モンタナ州Missoulaにある The Community Medical Center)では、作業療法士が介助犬希望者のニーズと、介助犬と他の補助具との比較も含めた効果の評価の上で、介助犬育成事業者に委託するシステムが上げられます。
 遅々として進まない日本での介助犬普及のためにも、医療関係者、特に作業療法士による介助犬への理解と協力の必要性を感じております。

 

■略歴:社会福祉法人 日本聴導犬協会 会長。補助犬ジャーナリスト。非常勤講師(愛知医療短期大学、帝京科学大学、台湾国立屏東科技大学獣医科学学部(2013年)国立障害者リハビリテーションセンター学院)英国国立ケント大学大学院(Diploma)。英国国立エジンバラ大学大学院(社会科学修士)千葉商科大学大学院(政策研究博士)修了。『人はなぜ犬や猫を飼うのか』(大月書店)『マンガで知る聴導犬』(明石書店)『聴導犬ものがたり ジェイミーとペッグ』(福音館)など図書多数

一般演題 口述・ポスター

口述演題①(14:00〜15:00)会場:ホール

座長 務台 均(信州大学医学部保健学科)

01. RST(respiratry support team:呼吸ケアサポートチーム)における作業療法士の関わり

JA長野厚生連佐久総合病院佐久医療センター 日向 成美

02. 橈骨遠位端骨折術後のCRPS、痛みの破局化に対して多職種協働が奏効した症例

獨協医科大学日光医療センター 須藤 誠

03. 橈骨遠位端骨折・大腿骨頸部骨折術後の急性期から意味のある作業に焦点を当てた実践:事例報告

JA長野厚生連長野松代総合病院 小淵 浩平

04. 盆栽の再獲得に向けた全盲のある頚椎症性脊髄症患者への関わり〜選院後を見据えた介入の重要性を感じた事例〜

社会医療法人若竹会つくばセントラル病院 井上 愛美

05. 急性期病院におけるテクノエイドの活用

JA長野厚生連佐久総合病院佐久医療センター 堀籠 由紀子

06. 「FIM運動項目点数とベッド移乗の関係性」

鹿教湯三才山リハビリテーションセンター鹿教湯病院 前田 正憲

口述演題②(15:05〜16:15)会場:ホール

座長 飯田 千文(諏訪湖畔病院)

07. 障害福祉サービス事業所におけるリハビリテーション専門職の支援ニーズ -新潟県における実態調査から-

新潟リハビリテーション大学/新潟県障害者リハビリテーションセンター 北上 守俊

08. 「復職へ向かう3つの壁」〜入院中の壁・家族の壁・社会の壁〜

神立病院ケアセンター元気館 細田 忠博

09. 障がい者支長施設における就労グループ訓練の取り組み 〜一症例を通して〜

長野県立総合リハビリテーションセンター 片岡 みな

10. 訪問リハビリテーションにおける事業所間連携により自立支援につなげた一事例

鹿教湯病院附属豊殿診療所訪問リハビリテーション 小野 千恵

11. 本人も周囲も気づかない高次脳機能障害者が抱える作業遂行と対人交流の困難さ -箱づくり法の実践から-

鹿教湯三才山リハビリテーションセンター三才山病院 輿 明日菜

12. 当院での大人の白閉症スペクトラム障害者支援の取り組み

JA長野厚生連佐久総合病院 櫻井 智輝

13. 大学時代に統合失調症を発症し入院が長期化している男性との関わり 〜箱づくり法より見えたことを参考に〜

上松病院 坂原 ちづる

ポスター演題①(14:00〜14:30)会場:練習室

座長 池内 由直(鹿教湯三才山リハビリテーションセンター鹿教湯病院)

PO1. 「対象者に関わった最初の作業療法士の役割」-入院初期から退院後の生活を考えた関わりを経験して-

国家公務員共済組合連合会 水府病院 宇都木 淳弘

P02. 書字の拙劣さを呈した視床出血後の事例に対する、姿勢制御の視点からの介入

伊那中央病院 池上 正斗

P03. 当指定療養介護事業所でのナースコール運用について

鹿教湯三才山リハビリテーションセンター三才山病院 中川 真人

ポスター演題②(14:35〜15:05)会場:練習室

座長 森川 友貴(鹿教湯三才山リハビリテションセンター介護療養型老人保健施設いずみの)

P04. 「光が見えた」生きがいとしている競技への復帰を果たした40代女性

山田記念朝日病院 古城 ちさと

P05. 高齢化社会での地域における作業僚法学生の作業療法教育プログラム 学生アンケー卜調査からわかる成果と課題

長野保健医療大学 春原 るみ

P06. 鹿教湯病院での就労支援の取り組みと現状報告

鹿教湯三才山リハビリテーションセンター鹿教湯病院 織 哲也

福祉機器展・書籍販売 サンテラスホール ホワイエ

書籍販売

明倫堂書店

展示

フランスベッド(株)

内容:リハビリテーションシステムH200、フットドロップシステムL300、自助具(リフトウェア、楽書)、歩行支援用具(アクシブ、アルク)、寝返り支援ベッドFBN-640 他

 

アビリティーズケアネット(株)

内容:リフト(ささえ手)、サイクルトレーナー(セラバイルディーゴ、モビ)、ロホクッション(ロホスマートチック)

アクセス

会場:東御市文化会館サンテラスホール 東御市常田505-1

詳細はこちらをご参照ください  

公文書発行

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